IS-Fから始まったレクサスのプレミアムスポーツシリーズ「Fパフォーマンス」の最上級モデル。 「世界超一級レベルの運動性能と超一流の感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー」を目指し、それを達成すべく自信をもって世に送り出された。 しかし、開発は新製法のカーボン素材の製造方法を確立させながらの開発となったために難航したとされている。 エンジンはトヨタ・2000GT以来手を取り合ってきたヤマハ発動機との共同開発で、2社の全技術を投入したV型10気筒エンジンをフロントミッドに搭載。 V型10気筒エンジンを選択したのは当時トヨタが参戦していたF1のイメージを投影していたとされる。 官能性にも着目し、ヤマハによってエンジン音が調律され、街乗りの際には静かな音であるが、 ひとたびサーキットに出て高回転までエンジンを回せば F1マシンの様な乾ききった甲高いエンジン音を奏でるとされている。 製造台数は500台、そのうち50台がニュルブルクリンクパッケージと呼ばれるスパルタングレードで専用のエアロパーツで武装してエンジンパワーを600馬力にまでパワーアップしている。 このニュルブルクリンクパッケージは世界一過酷なサーキット、ニュルブルクリンク北コースを7分14秒で周回、 公道走行可能なクーペとしては同サーキット第三位のラップレコードを樹立。更にこのラップレコードは量産車メーカーのラップレコードで考えた場合はトップに君臨する。