コルベットと言うとその美しさから初代からフェラーリの横に並べても恥ずかしくないと言われ続けてきたが、 C5はスペック面でもスーパーカーの仲間入りを果たした一台である。 リトラクタブルライトや4連テールランプ等、伝統的な部分を色濃く残しているが、シャシーやエンジン等のほぼ全てが新設計されている。 トランスアクスルを採用したレイアウトによって重量配分は50:50の理想的な数値をマークしている。 マグナステアは車速感知式を採用と同時にギアをリバースに変更すると軽自動車級に軽くなるため車庫入れが容易で、 女性でも運転のしやすい車に仕上がっている。 中でもZO6と呼ばれるグレードは走りを極めたスパルタングレードで、コルベットと言うシリーズをスーパーカーとしての路線を定かにした一台。 2005年にC6に交代。世界最後のリトラクタブルヘッドライト車であった。